SS:勇者と魔王と黒の騎士:1.5-3
SS:勇者と魔王と黒の騎士:幕間 その3:『魔王と大魔王』
勇者「魔王ってさ、正確には大魔王だよね」
魔王「……勇者には敵わなんだがな」
勇者「修行頑張りましたから」
魔王「わしとて努力を怠ったわけではない」
勇者「知ってるよ、もちろん。だって、四天王たちは歴代の魔王並みに強かったからね」
魔王「そう、我が魔王軍は歴代でも最強であったと自負している」
勇者「だから、魔王は最弱だったんだよ」
魔王「……」
勇者「魔王は大魔王の器だった。大魔王なら四天王たちを率いて異世界をも狙えたはず」
魔王「……わしはまずこの世界の魔族を救いたかった」
勇者「自分自身を強化する闇の力まで部下に与えちゃったんだもんね」
魔王「……おかげで反乱されて幽閉されることになったのじゃがな」
勇者「伝説王国の王さまは魔竜を倒せって言ってたもんなー。魔竜こそが魔王軍を率いているんだって思われてたんだろうね」
魔王「情けない限りじゃ」
勇者「実際魔竜は魔王を名乗っても違和感なかったからさ」
魔王「……」
勇者「闇の力に侵され狂ってしまった、魔王そのものだったよ」
魔王「……そうか」
勇者「闇の力の悪影響は凶魔獣に集め、力だけを与える計算だったんだろうけど……」
魔王「見誤ったのだろうな、わしは」
勇者「魔王の失敗じゃないよ。この世界のせいだ」
魔王「まさか勇者に慰められるとはな」
勇者「魔王の気持ち、わかるとは言わないけどさ。この世界を変えたい、その思いは同じじゃないかな?」
魔王「……わしは魔王じゃ」
勇者「オレは勇者だよ。でも、同じ道を歩いたっていいじゃないか」
魔王「……」
勇者「魔王ってさ、正確には大魔王だよね」
魔王「……勇者には敵わなんだがな」
勇者「修行頑張りましたから」
魔王「わしとて努力を怠ったわけではない」
勇者「知ってるよ、もちろん。だって、四天王たちは歴代の魔王並みに強かったからね」
魔王「そう、我が魔王軍は歴代でも最強であったと自負している」
勇者「だから、魔王は最弱だったんだよ」
魔王「……」
勇者「魔王は大魔王の器だった。大魔王なら四天王たちを率いて異世界をも狙えたはず」
魔王「……わしはまずこの世界の魔族を救いたかった」
勇者「自分自身を強化する闇の力まで部下に与えちゃったんだもんね」
魔王「……おかげで反乱されて幽閉されることになったのじゃがな」
勇者「伝説王国の王さまは魔竜を倒せって言ってたもんなー。魔竜こそが魔王軍を率いているんだって思われてたんだろうね」
魔王「情けない限りじゃ」
勇者「実際魔竜は魔王を名乗っても違和感なかったからさ」
魔王「……」
勇者「闇の力に侵され狂ってしまった、魔王そのものだったよ」
魔王「……そうか」
勇者「闇の力の悪影響は凶魔獣に集め、力だけを与える計算だったんだろうけど……」
魔王「見誤ったのだろうな、わしは」
勇者「魔王の失敗じゃないよ。この世界のせいだ」
魔王「まさか勇者に慰められるとはな」
勇者「魔王の気持ち、わかるとは言わないけどさ。この世界を変えたい、その思いは同じじゃないかな?」
魔王「……わしは魔王じゃ」
勇者「オレは勇者だよ。でも、同じ道を歩いたっていいじゃないか」
魔王「……」
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