ぬらりひょんの孫:感想まとめその4

ぬらりひょんの孫:『今へと繋ぐ編』についてつれづれと語ります。

『今へと繋ぐ編』ってなんじゃいとお思いの方、そりゃそうでしょうなw
『四国編』と『京都編』の間にあるのは『邪魅編』、『花開院三兄妹編』、『過去編』、『遠野編』などのエピソードです。
もちろんぬら孫話をするときはこのくらいの小分けをして話すのですが、まとめとして語るにはそれぞれは短めなのでひっくるめてこの形としました。
ぶっちゃけ、TCGでのくくりと同じですなーw さて、そんなわけでまずは『邪魅編』です。

『邪魅編』
『四国編』の直後のこのエピソードはぬら孫を改めて紹介するという意味合いもあったのではないでしょうか。ちょうど一周年くらいでしたしね。
ぬらりひょんの血を1/4引く妖怪と人間の狭間の存在であるリクオ、妖怪を怖がるヒロインのカナ、妖怪でありリクオの護衛である雪女。
綺麗なトライアングルですよね。もちろん妖怪に夢中な清継くんや、鳥巻さんたち、実に男子中学生な島くんも忘れてはいけませんw
ストーリーは妖怪の仕業に見せかけた悪徳地上げ屋を、妖怪任侠の若頭であるリクオが懲らしめるという一風変わった勧善懲悪です。
でも、この形式は読みきりでも書かれているのでぬら孫の原点ともいえる構成なのです。
そして見逃してはいけないのは邪魅はリクオが初めて自分だけでスカウトした逸材だということですw
邪魅にはぜひとも活躍していただきたかった。いや、最終決戦では鬼童丸と五分の戦いをしているのですけどね。
もうちょっとこう、目立ってほしかったw アニメ第2部で見せ場を作ってくれたスタッフさんはよくわかっていらっしゃると思いましたね。
リクオ自身が作り上げる百鬼夜行は最終話へと繋がっていくわけですが、この邪魅編はその二歩目といったところですね。

『花開院三兄妹編』
中身としては『陰陽師襲来編』ってところでしょうか。この時の竜二は実に悪人面でしたねw 本当にこの顔の男に騙される奴なんて妹以外にいないだろうにね( ̄∀ ̄) 
竜二は対リクオ戦まで無双状態でしたので、正直な話リクオがぶっ飛ばしたときには拍手ものでした。そのころはまだ竜二にそれほど思い入れなかったですからね。
今ではかかしランキングではぬら孫のキャラの中でも上位ですよ。トップ3に入ってもおかしくないほど好きですよ( ̄∀ ̄)
まあ、それはそれとして下駄を履いても魔魅流の肩にも及ばない竜二兄ちゃん、強く生きろw
さて、そのほかではゆらがコスプレ要員の地位を確立したことも見逃せませんね。ゆらは否定するだろうけどw
ゆらも良い立ち位置なんですよね。リクオの正体を初めて知ったわけですし、陰陽師としての立場もあったりするわけで。「人間やんな?」は名シーンの一つですよ。
『京都編』ではその存在をいかんなく発揮しましたが、『螺旋葵城編』では少々残念なことになってしまいましたなぁ。
あと忘れちゃいけないのはこの頃のリクオはまだまだ側近衆から守るべき大切な若さまだという認識であり、実力でもあるということでしょうか。
青と黒の飲み会ではチビリクオ様と言われたり、盛り立てていくべき存在だと言っています。また百鬼夜行でやってきた首無もリクオを立てていましたしね。
だからこそ修行の場である遠野編へ繋がっていくわけですよ。
あとは雪女が着実にドジッ娘ヒロインとして成長を見せていることも見逃せませんねw ナイスアングル( ̄∀ ̄) 
そして、現代の羽衣狐さま初登場。この頃はまだデザインが決まりきってなかったのでしょうね。珍しい夏服仕様です。まあ、週刊連載ですからね。
ここで意味ありげに出てきたしょうけらのがっかり感はたまらないねw いや、あれはむしろ青田坊の強さを称えるべきかもしれない。というか、そういうことにしておいたほうが幸せかもw

『過去編』
置行堀からの過去編ですね。妖怪だけを切り、人を切らない妖刀・祢々切丸の紹介からぬら孫中期の人気を確立した熱い過去編です。
これまでのリクオがスカした感じ(笑)なのに対して、若りひょんは豪快にして熱血でしたのでジャンプっぽさがあったのでしょうね。
とりあえず、珱姫をいきなり押し倒すなんて真似は若りひょんにしかできない、そこに痺れる憧れるw
若牛鬼もイケメンですし、雪麗には雪女にない色気もありましたしねぇ。珱姫も可愛らしさと健気さがあって、一ツ目入道は輝いていたし……あれ、現代よりも面白くねぇか?w
惚れた女を取り戻すために特攻するとか、一人で行かせるわけにはいかねぇぜと追いかけてくる仲間、さらに陰陽師との共闘、最後にはヒロインと結ばれるんですからねぇ。
王道の中の王道ですわな。オレさまな若りひょんが妖怪を守るために無敵になる宣言をしたり、人との共生っていう命題を掲げたりもしていますからね。
まあ、あくまで過去編だからできる要素もあるわけですし、もちろんぬら孫あっての過去編だから面白く感じる部分が多いのですけどね。
その象徴は一ツ目ですな。太平の世が続きすぎて平和ボケして老害になっている一ツ目を見ていたからこそ、過去編で輝く一ツ目を格好良く感じるんですもんね。
そして、そのぬらりひょんの百鬼夜行が京妖怪に追い詰められていることも見逃せません。京妖怪の持つ地力はやはり強大で、その強さは現代へと繋がっていくわけです。
さらにはこの時いなかった土蜘蛛やがしゃどくろもいるんだからリクオたちが大苦戦するのも仕方ないわけですよ。ここは忘れちゃいけません。
あと、奴良組は足癖が悪い。ここも忘れちゃいけなかったw フライング妖怪ヤクザキックが登場したのは置行堀ですよー。

『遠野編』
そんなわけでリクオが修行する遠野編の始まりです。京妖怪の復活に花開院三兄妹は京都へ戻ります。
清十字団の「そうだ京都へ行こう」もあってすんなり京都編になるかと思いきや、リクオの実力を知っているぬらりひょんは孫をド突き倒すことでその身に教え込みますw
じいちゃん遠慮ないなー。今までは孫可愛さもあって鍛えてきませんでしたからね。側近衆も過保護でしたからねー。
実際、おぼっちゃん育ちのリクオは遠野での下働きに飽きて逃走しようとしていますからねw 河童犬にも転がされるのに。
しかし、ここでの鬼発(はつ)と鬼憑(ひょうい)は迷走でしたね。正直な話、ハンターハンターの念の真似のような感じでしたし。
そのあたりはわかっていたのかこの設定はほとんどあって無きようなものになりました。もともとの「妖怪は化かし合い」に落ち着きましたからね。
バトルものとしてわかりやすくしようとしたのかもしれませんけど、ここは妖怪物として貫くべきだったんだろうなぁとも思います。
でもぬらりひょんとはなにか? ということを修行を通して学んでいくというのはよかった。夢幻を体現するぬらりひょんの本質、鏡花水月を体得してリクオがようやく一人前になりました。
遠野妖怪への挨拶と、淡島たちに頼る素直さと、それでいて強引さを学んだリクオは格好良かった。「さよならだ遠野!!」は屈指の名シーンだと思います。
赤河童様への挨拶は任侠者としての良さがありましたし、京都についてくる奴はいねぇのかいと挑発するところは痺れた。
遠野に来た当初に転がされた河童犬を鏡花水月で躱して赤河童様の盃に酒を注ぐところは痛快でした。
遠野の若衆を口説いていくところも素晴らしい。ここらへんは小説版でもフォローされていてこの部分はマジで必見だと思います。
そしてこの頃京都では羽衣狐さまの畏れが全開でしたねw 狂骨の娘に声をかけるところで麗しい一枚絵の羽衣狐さまが公開されました。
さらには生着替えで雪女・カナ・ゆらの片手☆SIZEではとうてい叩き出せない畏れをもって読者を魅了したことでしょうw
ムキムキな教頭や、花開院三人衆を踏み台に、羽衣狐さまの無双劇場の開幕でしたね。ロリ狐さまのノースリーブも見逃せないでしょうね( ̄∀ ̄)
過去編から美しく転生した羽衣狐さま、若き魑魅魍魎の主として歩き出したリクオ、この対決でぬら孫が盛り上がっていく『京都編』がここから始まるのでした。

短めのエピソードだし、単行本で3巻分くらいだからとまとめてみたんですが、やったらやったで長文になったぜw だが、後悔はないw

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